ピックガード作成と張り替え(Tor-Tis)


ピックガードの素材にはいろいろな種類がありますが、最も出来映えの良い(いわゆる、かっこいい)素材にTor-Tisがあります。

この素材は常温では非常に堅く、加工するには少々手間をかける必要があります。

まず、ピックガードの形状をパソコンなどで、写真合成して印刷しておきます。(左写真)

ギターの上に乗っているのは、Tor-Tis素材です。


ピックガードの形状を実際の大きさの下書きに描きます。
ギターの上に透明アクリル板、さらに白紙を乗せ、
アウトラインを手書きしていきます。


アウトラインを書き終えた紙をはさみ等で切り、
ギターの上に載せて、その形状を確認します。


アウトラインが確定しましたら、油性マジック
Tor-Tisの上にその形状を書き写していきます。

60度程度のお湯でTor-Tis素材を暖めます。
やけどをしないように気をつけましょう。

Tor-Tisは熱で柔らかくなりますので、同じ温度のお湯をかけながら、
油性マジックで書いたアウトラインのの外側をはさみで切っていきます。

切り終えましたら、素材が平面になるように
もう一度お湯をかけ続けます。

はさみでの切り跡はざらざらですので、ヤスリで削っていきます。
アウトラインの外側で削り止めるよう、注意しましょう。

見栄えを決める工程ですので、外周がスムーズな曲線を描くよう、
ファイリングしていきます。

外周のファイリングができましたら、
今度は外周上端を斜め45度になるよう、成形していきます。

Tor-Tis加工が完成しましたら、両面接着シートをはります。
ボディ上面塗装に優しいシートを選んでください。

両面接着シートのはみ出た部分をカッターで切り落としていきます。
このとき、Tor-Tisも一緒にカットしてしまわないようにしてください。
(もちろん指も!)

両面接着シートのカッティングが終わりました。
あとは紙をはがしてギターにはるだけです。

できあがりです。
いったん貼ってしまうと、もう一度張り直すのは難しいので、
ギターに貼るとき、微妙な位置調整を行ってください。
(このピックガードはWestone W-30リペアを例にさせて頂きました)