フレットすり合わせ(ファイリング)


フレットすり合わせの目的は、フレット上端部(山の高さ)を弦ごとに直線上にそろえることです。この作業にはヤスリなど削り系の工具を多用しますので、ボディとフレットボード(指板)の保護が必要です。
第1段階は、下の写真のようにボディをアクリル板で保護した後、フレット接触面以外は全てマスキングテープで保護します。

 


第2段階はフレットのすり合わせを行います。平坦な面のできるだけ大きなヤスリでフレットの山を削っていきます。あらかじめ、フレットにマジックで色などを塗っておくと、最初の状態からどの程度すり減っていったのか、またすれていないフレット(高さの低いフレット)を確認することができます。

 


第3段階はフレットの山を丸くしていきます。この工程には専用のヤスリが必要です(両刃部分がへこんでおり、その内側にヤスリ面があるもの)。フレットの山を削りすぎないようにフレットの角を削っていきます。

 


第4段階(最終段階)はフレットの研磨です。中目〜細目〜極細目の紙ヤスリでファイリングしたあと、軽くコンパウンドで光沢を出します。
これで演奏のしやすさは、本来の状態に戻ります。